し尿循環から、地域資源の地産地消! 昭島市議会議員 おおたけ貴恵(たかえ)
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2008 年 7 月 18 日    
し尿循環から、地域資源の地産地消!
〜福岡県築上町の視察より〜
 東京生活者ネットワークのメンバーで、九州に視察。テーマは、環境政策。超過密スケジュールで中身の濃い〜視察をしてきました。
写真は、築上町産菜種100%の国産なたね油。本数も少なく、地元の商店やコンビ二で販売で終了。今回少し分けてもらいました。し尿液肥以外も環境施策に積極的です。

 福岡県築上町は、地域の中で資源循環を取り組んでいます。築上町の「おしっこ」「うんち」を有機液肥として製造。稲作に利用しています。
 
 仕組みは、いたって単純。家庭から出るし尿を収集。製造施設では、し尿に混じったごみを分別します。そして21日間熟成。し尿液肥では、リン酸が不足しています。そこで消火器の中の消化剤のリサイクルして開発したモリタ1号のリン酸を含んだ肥料を添加します。

 出来上がった有機液肥を町の職員の手で年2回田んぼへまきます。コストも安く、人手もかからない有機液肥は農家からも歓迎されています。出来上がった米は、「しゃんしゃん米」として学校給食に利用されています。子どもたちもし尿液肥のことや田植えや稲刈りなど農家の人たちから学習。地域の中で、循環授業を行なっています。
 
 新川町長は、自分が町長になったとき、学校給食は全て自校式にしたそうです。そして、しゃんしゃん米の導入。町長自身、職員時代にし尿液肥製造に関わってきただけ、町の中での資源循環の取り組みには、説得力がありました。
 
 ほかにも築上町は、積極的に地域資源循環に取り組んでいます。菜の花プロジェクト、米を鶏の飼料として利用する飼料米の取り組みなど。

 注目されているのは、「水田を油田に変える」というテーマを掲げて、米からバイオエタノールを作る研究を進め、農水省のモデル事業の実施です。事業費は74億円。福岡県の転作面積の約40%にあたる1万ヘクタールの水田に資源作物として多収穫米を植え、約3万キロリットルのバイオエタノールを生産する事業です。
 さまざまな資源循環に取り組んでも農家が食っていける仕組みが必要。出口のない政策は、農家には受け入れられません。この米のバイオエタノール、まだまだ課題がありそうです。

 地域で資源循環、広大な田んぼが広がる築上町の職員の熱い思いをたっぷり伺うことができました。また築上町へ行ってみたい!しゃんしゃん米や国産菜種油を共同購入できなか・・・さまざまな思いがめぐった。
写真左下、し尿液肥製造施設。
写真右下、熱く語ってくれた職員の田村さん。ご自身も米作りをしています。
 


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